【投資にあたっての注意】本記事は金融教育を目的とした情報提供であり、特定の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
「オルカンとS&P500、どっちがいいですか?」は投資系のQ&Aで最も多い質問だと思う。結論を先に言うと、どっちでも大丈夫。でも性格や投資方針によって向き不向きがあるから、7つの違いを整理してみた。
7つの違いを一気に比較
①投資対象:オルカンは全世界約50カ国の約3,000銘柄、S&P500は米国の大型500銘柄。②米国比率:オルカンは約60%、S&P500は100%。③信託報酬:オルカン0.05775%、S&P500 0.09372%。④為替リスク:どちらも外貨建て資産なので同程度。⑤過去リターン:20年ではS&P500が上回る。⑥分散度:オルカンの方が地域分散が効いている。⑦新興国の成長恩恵:オルカンには含まれる、S&P500にはない。
数字だけ見るとS&P500の方が過去のリターンは高い。でもこれは過去20年の米国テック株の爆発的成長によるもので、未来のリターンを保証するわけではない。1990年代は日本株がS&P500をアウトパフォームした時期もあった。結局のところ「未来は誰にも分からない」というのが正直な答え。
自分に合った方を選ぶ基準
「米国一強は今後も続く」と思うならS&P500。イノベーションの中心地が米国から動かないと確信できるなら合理的な選択。「分からないから全部買っておきたい」と思うならオルカン。これは「無知の最適化」とも言えて、実は非常に理にかなった戦略。ノーベル経済学賞を受賞したマーコウィッツの現代ポートフォリオ理論の結論は「市場全体を買え」だから、理論的にはオルカンが正解ということになる。
個人的には「悩むならオルカン、確信があるならS&P500」。そして一番ダメなのは悩み続けてどちらも買わないこと。半々で買うのだって立派な戦略。月3万円の積立ならオルカン1.5万円+S&P500 1.5万円にすれば、「どっちが上がっても嬉しい」状態を作れる。考えすぎず、まず始めよう。
【投資にあたっての注意】本記事は金融教育を目的とした情報提供であり、特定の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


コメント